移動販売車の連携を密にし
イベントを通じて街を盛り上げる
道南の地域活性化を目的に、移動販売車8台で2014年に組織した「箱館移動販売促進連合会」。成田会長が移動販売を始めた当初、イベント主催者側から「函館にはどんな種類の移動販売車があるのか、また数台呼びたい時はどこに連絡したら良いのか」と寄せられた声が発足のきっかけ。「きちんとネットワークを形成し、総合窓口を作れば、移動販売が利用しやすくなるのでは」とスタートを切った連合会は、イベントを盛り上げる欠かせない存在として広く認知されるようになり、個々の出店依頼の情報も共有、ネットワークも密になったという。現在は飲食店から玩具屋まで道南で活躍する14台が所属。コロナ禍で活動がままならないが「忍耐の時」とメンバーそれぞれのスタンスで英気を養っている。また、2018年の北海道胆振東部地震によるブラックアウトで、街の明かりが無い中、不安を感じる人たちへ温かい食事を届けるには、移動販売車が有用と実感。災害などの有事の際は「炊き出しなどで市民の支えになれれば」と、強みを生かした活動にも意欲を燃やしている。
(ハコラク 2020年11月号掲載)
箱館移動販売促進連合会
函館市富岡町2‐40‐18
想作たこ焼き ひとふね
☎070‐2004‐0144