スパイシーなカレーにイカトンビの旨味が
たっぷり溶け込む
「ウエストリバー キッチン」は、福島町にある「西川水産」のキッチンカー部門。１杯のイカから１つしかとれない希少な「いかとんび（イカの口）」を使ったパスタやフライなど、新たな福島町のご当地メニュー提供している。
スルメの製造過程で取り除かれるいかとんびは、付いている堅いクチバシの処理に手間がかかるため活用されてこなかった部位。「西川水産」では、一番動く部位のためコリコリとした食感と深い味わいを持つ点に価値を見出し、近年、商品開発に着手した。さらに認知度を高めようと、湯浅哲専務が知人のフレンチシェフと協力し、２０１８年からいかとんびを使ったメニューを開発。認知度向上を図り翌年キッチンカーの営業をスタートさせた。揚げたてのイカトンビフライを添え、ターメリックライス、素揚げ野菜が彩る「スープカレー」は、キッチンカーのみで販売。じっくり炒めた玉ネギと数十種類のスパイスでやや甘めに味を調えたスープにも「いかとんび」が入り、凝縮したイカの旨味が大人も子供もとりこにしている。
（ハコラク ２０２３年７月号掲載）
主な出店場所
６月２５日「函館マラソン」エイドステーション
函館競馬場(７月土・日曜の函館競馬開催日) ほか
函館市、福島町を中心に 道南のイベント会場など
ウエストリバー キッチン
☎０９０‐６８７４‐２８００
絶品キッチンカーグルメ⑤／スープカレー ウエストリバー キッチン
「スープカレー」（普通・中辛各１，０００円）は、持ち運び時にこぼれにくいようにトロリとした食感に仕上げている。
トンビフライ「いかびー」や「スティック春巻き」（各３本５００円）もおすすめで、「いかとんびの認知度はまだまだなので、もっと広めていきたい」と湯浅専務。
「注文してから温めるので少し待ち時間をいただいています」とスタッフの太田ういさん。
キッチンカーはかわいらしい木目調が目印。
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