フル、ハーフ同時開催4年目となる「2019函館マラソン」(実行委など主催)は、7日午前9時にハーフ、同9時10分にフルが千代台公園陸上競技場をスタートする。過去最多の8595人(フル4281人、ハーフ4314人)がゴールを目指し初夏の函館を駆け抜ける。
今年は新たな試みとして協賛企業の協力を得て、完走メダル(フルのみ)を進呈する。また、フルの制限時間を5時間20分から10分延長し、5時間半とする。
出場予定のランナー比率は道外が同4ポイント増の49%、道内が同4ポイント減の51%。海外ランナーは同21%増の322人で過去最多。男女比は男性75%、女性25%で前年と同じ。
フル最大の難所は10キロ地点(第2エイド近く)が最も標高が高い場所となるほか、後半の函館港中央埠頭(ふとう)に向かうこ線橋や、ともえ大橋も体力的に厳しい中での戦い。一方、ハーフは平たんなコースで記録を狙いやすい。
大会実行委は、エイドステーション(補給所)を昨年と同じ14カ所(走行中)に設置。シャワーの数を昨年より1カ所増やし4カ所、スプレーエイドも1カ所増の3カ所とし、氷の提供(4カ所)と栄養補給食品(1カ所)ステーションを新設する。
ゲストランナーはタレントの福島和可菜さん、特別ゲストに日本陸連理事の瀬古利彦さんを招く。招待選手は21人(全員ハーフ)で、このうち東京五輪マラソン代表選考会「MGC(マラソングランドチャンピオンシップ)」ファイナリストは男子5人、女子8人の計13人。
エイドで提供するフードは「がごめいかソーメン」や、低糖質麺を使った「本格的はこだて冷やし塩ラーメン」など、函館らしい魅力的な品が並ぶ。
実行委事務局は「今年は4大会目にして、初めて走りやすい天候になる可能性が高い。眺めの良いコースを存分に楽しんでほしい」とする。函館地方気象台によると、7日の函館の天候は曇り時々晴れ、最高気温は22度の予想。(山崎大和)