4日から函館市のオーシャンスタジアムで行われる「2021プロ野球エキシビションマッチ」を前に、北海道日本ハムファイターズの選手が3日、函館入りし、午後から同球場で練習を行った。栗山英樹監督は「プロ野球のために改装してくれた球場に来ることができた。歴史ある函館で後半戦を見据えた試合をする」と話した。
午後3時ごろから練習が始まり、主力選手が打撃練習で快音を響かせていた。栗山監督は函館太洋(オーシャン)倶楽部で活躍した久慈次郎選手(1897~1939年)の功績に触れ「函館では久慈さんのことを思いながら野球ができることに感謝している。夏のこの時期にファイターズが来ることはもうないかもしれない。後半は一気に行くしかないので、函館で力をもらって戦う」とした。また、鹿部町出身のルーキー伊藤大海投手が東京五輪で見せた活躍について「必ず日本の野球の中心になり、皆さんの誇りになる」と話した。
試合は4~6日が横浜DeNAベイスターズ戦、8、9日が読売ジャイアンツ戦。試合開始はすべて午後1時で当日券の販売はあるが、試合によって枚数は異なる。球場駐車場は利用できないため、来場時は公共交通機関の利用を呼び掛けている。(山崎純一)