大型連休など春の行楽シーズンを前に、五稜郭タワー(中野恒社長)は23日から、タワー展望台の窓ガラス清掃を始めた。ゴンドラに乗った作業員3人が汚れを落とし、訪れた観光客らが絶景とともに様子を眺めていた。
窓ガラス清掃作業は1年に3度行う。ガラスは5面に計315枚あり、作業には2日が必要。雑巾やワイパーを使って手作業で清掃する。
この日は午前9時ごろから準備をし、同9時半ごろ、箱館奉行所を見下ろす側の面から開始。展望台にいた団体客らはゴンドラが降りてくると驚いた様子だったが、ていねいな仕事ぶりに感心していた。愛知県から旅行で来たという主婦グループは「地上でさえ寒いのに、こんなに高い場所ではもっと寒いと思う。頑張って」「貴重な作業を見ることと(作業員の)イケメン3人に出会えてよかった」と笑顔で話していた。(山崎純一)