ニホンザルも満足の湯加減―。道内有数の温泉街で知られる函館市湯川町3の市熱帯植物園で1日、冬恒例のサル山温泉が始まった。「今年も色々あったね」と、干支(えと)として“主役”を務めてきた約90頭が湯船で疲れを癒している。
サル山温泉は、一帯のホテルや高級旅館で活用されている同じ源泉を使用。同園によると切り傷の治癒や疲労回復などに効果があり「サルたちは湯加減にうるさくて少しでもぬるいと入らない。気持ち良く温泉に入ってもらうために41度前後にしている」という。
サル山温泉は来年5月7日まで。このほか同園内の温室では、エンゼルトランペットやアナナスなど約300種3000本の南国の植物、カメ、小鳥などの動物が見られる。冬季営業は午前9時半~午後4時半。函館空港から車で10分、函館駅前から15分ほど。問い合わせは同園(0138・57・7833)へ。(半澤孝平)