道農政事務所函館地域拠点は12月5日午後1時半から、函館国際ホテルで道南の花卉(かき)の生産振興と消費拡大を目的としたセミナーを開く。講演や実演を通じ、新型コロナウイルスで苦境を強いられる生産者や花店を応援するため、日常的に花を家庭や職場に飾ることを提案する。
農林水産省が取り組む「花いっぱいプロジェクト」の一環。渡島総合振興局と桧山振興局など後援。同拠点でも七飯町がカーネーションの作付けが全道一などの現状を踏まえ、花の需要回復が急務と判断、今回初めて一般市民対象のセミナーを企画した。
全体の司会を函館生花商協同組合理事長の星井英人さんが務める。
講演は、七飯町花卉生産出荷組合カーネーション部会長の藤田幸成さん、大野農業高校の農業クラブ、浅水フラワーガーデン(函館)のフローリスト、浅水宏文さんが登壇する。花の産地の状況や植物を飾る良さについて話す。
実演では、かざ車フラワーデザインスクール(函館)を主宰する高崎宏美さんが花飾りの制作を指導する。
同拠点の木村浩之総括農政推進官は「花が身近にある新たな生活習慣を提案したい。コロナ禍で家の中に閉じこもっているとストレスもたまるので、花の持つ癒しを感じてほしい」と来場を呼び掛ける。
定員は先着50組(1組は親子2人まで)で、定員に達し次第締め切る。27日午後5時まで申し込みを受け付ける。
同4時まで。参加無料。インターネットの申し込みフォーム(別表)またはファクス(0138・26・7744)で。問い合わせは同拠点(同26・7800)へ。(山崎大和)