日本穀物検定協会（東京）が毎年公表しているコメの食味ランキングで、道南産ブランド米「ふっくりんこ」が３年ぶりに最高評価となる「特Ａ」評価を受けた。
ＪＡ新はこだての直売所「あぐりへい屋」（北斗市東前）の売り場では２７日、ふっくりんこの特Ａ評価獲得を祝うとともに、買い物客に受賞をＰＲするポスターを展示。地元の応援への感謝を伝えている。
ふっくりんこは道南で誕生したコメの品種で、同ＪＡ管内の作付の６割強を占めている。近年ではふっくりんこを使った甘酒やお菓子の開発、函館大妻高食物健康科と連携した弁当販売など多方面で注目され、道南を代表するブランド米に成長した。
今年度のコメの食味試験には、全国の１５５産地品種（昨年１５４品種）を対象に実施。コメの見た目や香り、粘りなど６項目を評価した。同ＪＡ米穀課の三浦治課長は「２０１７、１８年産と２年連続でＡ評価を受け、生産者は消費者目線でおいしいお米をつくろうと努力してきた。令和元年産が特Ａ評価となったことを喜ぶとともに、まもなく始まる令和２年産米の作付にはずみがついた」と話している。（野口賢清）
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