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道南イカ漁、平成以降最低水準

 今季の道南スルメイカ漁(漁期は1月末まで)が終了し、函館市水産物地方卸売市場での生鮮取扱量が前年比34%減の2315トン(昨年6月1日~今年1月10日)となり、平成に入ってから最低の水準となることが分かった。海水温上昇などの影響で、函館近海での漁場形成が不調な年が続いており、4年連続の不漁が確実となった。
 市農林水産部によると、本年度の取扱量は2014年度(3515トン)を下回り、最低の水準を更新。平均単価は47円高い1キロ411円となり、平成に入ってからは1990年度(419円)に次ぐ高値を記録した。
 月別にみると、前年の数量を上回ったのは6月の171トン、7月の605トン、9月の333トンのみで、特に道東太平洋から南下する群れが漁獲の中心となる漁期後半の不振が目立った。同部は「イカに適応する水温帯が道東沖にあり、イカが道南に寄らなかった。水産加工業者も原料が確保できず、打撃が大きい」と肩を落とす。
 上向く兆しが出ていた昨年12月に関しても、函館市漁協(橘忠克組合長)は「しけの影響で操業日数が減り、津軽海峡に漁場も形成されず、ダブルパンチだった。今季は燃油代が低下したので、例年並みの漁獲があれば、漁業者の収入増につながったのに…」と残念がる。
 道総研函館水試(金森浩一場長)の澤村正幸研究主査は「漁期前半(北上期)は沖合の水温が高く、太平洋側の群れが沖を通って道東方面に直接回遊してしまった。後半(南下期)は釧路沖に高水温の海域が長く存在したため、イカがその海域にとどまり、道南への南下が遅れ、漁期が短縮した」と指摘。「今のところ資源量は大きく減ってはいないが、函館近海での漁場形成がうまくいかない年が続いている」と話している。(山崎大和)










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