【北斗】上磯郡漁協上磯支所（北斗市飯生１）が、市の新たなブランドとして売り出し中の「峩朗（がろう）ガキ」が１１日、初水揚げされた。１２日に同漁協直営の「貝鮮焼 北斗フィッシャリー」（渡辺留美店長）で提供を始める。
本格生産から３シーズン目となる今季は、昨季より７万個多い１６万個の半成貝を知内地区から搬入、７月に養殖をスタート。生産者も１人増えて１２人になった。台風の影響もなく、生育は順調に推移している。
今季の出荷はフィッシャリーを最優先し、店内で蒸し焼きにして味わってもらう。味が濃厚で甘みがあるのが特徴で、来年５月ごろまで楽しめる。
峩朗鉱山から川を経て海に流れ込む水は、ミネラルが豊富で栄養満点。津軽海峡の荒波が育んだ峩朗ガキは実入りが良好。メニューは貝鮮セットＢ（峩朗ガキ４個、ホタテ１枚、ホッキ貝１個）で１４０４円、峩朗ガキ単品１個２７０円。
同漁協総務指導部の冨森昌孝部長は「北海道新幹線の開業効果で、店を訪れる道外のお客さまも増えており、手応えは十分」と話している。問い合わせは同店（０１３８・７３・０７００）へ。（山崎大和）
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