【北斗】JA新はこだて(横道重人組合長)は1日、市村内の函館育ちライスターミナルで、2024年産新米の試食会を開いた。道南ブランド米「ふっくりんこ」を試食し「自信を持って提供できるコメができた」と太鼓判を押した。
新米の出来栄えを共有するため毎年開催しており、渡島総合振興局の佐藤秀行局長ら20人が参加した。
横道組合長が「6~8月の気温が高く、暑さの影響を心配したが、8月の夜温が低く高温による水稲への影響はなかった。収量は平年並み以上を期待でき、良い品質のコメができた」と説明。令和の米騒動にも触れ「新型コロナウイルス禍でコメの価格は安かったので、生産者が生活できる価格を維持してほしい」と理解を求めた。
参加者は、JA管内で生産した23年産ふっくりんこを基準に、タンパク値の違う24年産ふっくりんこ2種類を食べ比べ、外観や香り、粘り、食感、味覚を評価した。
JA管内の収穫は好天に恵まれ、平年より1週間程度早いという。同ターミナルでの受け入れ状況は4730トン(もみ米、9月30日現在)で、集荷目標は1万3000トン。(山崎大和)