函館市は17日、グルメイベント「はこだてFOOD(フード)フェスタ」(実行委主催)を来年2月25、26日に函館アリーナ・メインアリーナで開催すると発表した。コロナ禍により2020年~22年は中止となったため4年ぶりの実施。実行委は「感染防止対策を万全にして、多くのみなさんが安心して楽しんでもらいたい」と話している。
道南の食の魅力を幅広く楽しんでもらおうと、18年から毎年2月に開催。19年には2日間で2万5000人が来場する盛況ぶりで、冬のイベントとして定着することが期待されたが、20年は新型コロナウイルス感染拡大の影響で開催直前に中止。21年は代替イベントとして、参加店舗が期間中に特別メニューをテークアウトやデリバリーで提供したほか、少数店舗が集まるミニフェスタを実施。22年からの再開を目指したが、感染拡大の不安がぬぐえないことから中止を決断した。
今回は新型コロナ対策として密を避けるため、函館・道南食材を使用した料理を1品以上提供する「フード・スイーツブース」を前回の28カ所から24カ所に減らした。認可済み食品表示ラベルの付いた包装済み製品を販売する「マルシェブース」は14カ所から8カ所にした。飲食用座席も438脚から336脚とし、感染防止対策を徹底する。
一方、会場内には料理教室や調理実演などに使用できるキッチンステージや、海鮮丼や塩ラーメン、ご当地カレーなど道南のグルメを体系的に紹介するテーマブース、函館の学生が考案したメニューが並ぶ限定販売ブースなど、食べ歩きや食べ比べが楽しめる多彩なコンテンツを用意する。
実行委はフード・スイーツブースとマルシェブースの出店者を12月2日まで募集している。募集要項についてはグルメサイト「おいしい函館」(https://gourmet.hakobura.jp/)内の「はこだてFOODフェスタ」を参照すること。問い合わせは市経済部食産業振興課(0138・21・3314)へ。(小川俊之)