【札幌】道は15日の新型コロナウイルスの対策本部会議で、20日が期限となっている「まん延防止等重点措置」について、国に期間延長を要請する方針を決めた。
まん延防止は、オミクロン株感染第6波で感染が急拡大した1月27日から道内全域に適用されており、20日が期限。道内での日別の新規感染者数は増加の速度は鈍化しているものの、14日まで20日連続で2000人を超え、高止まり傾向が続く。病床使用率も全道で14日現在38・4%と、まん延防止措置を検討する「レベル2」の基準20%を上回っている。
道南でも函館市、函館を除く渡島管内、桧山管内の合計で200人を超える日が続くなど、感染拡大に歯止めが掛からず、医療への逼迫(ひっぱく)も懸念される。
措置を延長した場合も対象は道内全域で、現在実施している飲食店への時短要請などを継続する方針。期間は政府が決めるが、2~3週間の延長を軸に調整しているとみられる。(山崎大和)