函館市は30日、2021年市功労賞の表彰式をホテル函館ロイヤルで開き、市戸井消防団の前団長の館山勝博さん(72)の栄誉をたたえた。
館山さんは、漁業に従事しながら1984年12月から21年3月まで消防団員として活動。13年に戸井消防団長就任後は、強固な組織の形成や消防団員の育成指導、地域に密着した消防団づくりに手腕を発揮。住民の防火思想の向上や消防団員の資質向上に力を注いだ。
工藤寿樹市長は「これまでの功績に対し、敬意と感謝を表したい。今後も市政発展のため尽力を」と式辞を述べ、館山さんに表彰状と記念品を手渡した。市議会の浜野幸子議長も祝辞を述べた。
館山さんは活動を支えてくれた家族や関係者に感謝の気持ちを表し「身に余る光栄。感謝の気持ちでいっぱい。さらに精進していきたい」とお礼を述べた。
また、21年市民貢献賞の表彰式もあり、鎌田幸英さん(前函館市南茅部消防団団長)、高橋泰助さん(前道中小企業家同友会函館支部支部長)、NPO法人「函館手をつなぐ親の会」(相馬ミヱ子会長)、「函館おもちゃライブラリー」(芦野啓子会長)、「北の縄文CLUB」(大宮トシ子会長)、NPO法人「はこだて街なかプロジェクト」(山内一男理事長)の功績を顕彰した。(小杉貴洋)