道の緊急事態宣言下で講じる措置の決定を受け、函館市は18日から市営公共施設について、営業時間が午後8時以降になっている施設は、一律で同時刻で営業を終了することを決めた。また、現在は函館市民のみが利用可能な独自観光需要喚起策「はこだて割」も18日から新規予約販売を一時停止する。予約済みは利用可能とし、キャンセルする場合はキャンセル料の負担は求めない。期間はともに31日まで。
市は15日に工藤寿樹市長を本部長とする対策本部を開き、各部局で今後の対応を協議した。道が飲食店に要請した営業時間や酒類の提供時間の短縮については、協力店への支援金の支給がなされるよう強く要望したといい、金額は道で調整中だが支給されるという。
道が市民に不要不急の外出や移動を控えるよう要請していることから、工藤市長は「感染拡大地域との往来などによる感染例もいまだにみられる。全道で拡大しているので協力してほしい」と呼び掛けた。(小杉貴洋)