【札幌】函館市は、台湾で2日に発生し49人が死亡、200人以上が負傷した特急列車脱線事故への義援金100万円を、台湾衛生福利部が開設する公式口座に寄付した。
両者の友好関係は深く、義援金の寄付は2018年2月に発生した台湾東部地震に続き2回目。13日に、谷口諭副市長と高井暁観光部次長が、台北駐日経済文化代表処札幌分処(中央区北4西4、周学佑処長)を訪れ、谷口副市長が周処長に目録と工藤寿樹市長の親書を手渡した。
谷口副市長は「台湾と函館市は観光や経済など、さまざまなところで交流をしている。義援金は何かにお役立ていただければ」とした上で、「市や市議会、商工会議所、観光協会、経済界、多くの市民も同じ気持ちでおります」とお見舞いの言葉を述べた。周処長は「わが国を代表し、心から深く感謝申し上げます」と謝意を示した。(鳥越裕子)