コミュニティーラジオ局「FMいるか」で28日、新型コロナウイルスの影響で休校中の小中学校に通う児童生徒向けの特別コーナー「はこだてっ子応援プロジェクト(HOP)」が始まった。1日3回、定時に放送することで生活リズムの確保に加え、子どもたち向けに教員からのメッセージも紹介し、心理的な不安の軽減にもつなげる。
この取り組みは、健康管理や適度な運動を促し、日常生活の乱れ、学習面の遅れ、感染などさまざまな心理的不安の軽減や、感染症を理由にしたいじめや偏見などの解消を目的に、市教委が同局に協力を要請した。
コーナーは2~5分で「朝の会」(午前7時半から)、「お昼の時間」(午後1時25分から)、「帰りの会」(同3時から)に分け、5月6日までの平日に放送する。初日の帰りの会では、同局パーソナリティーの佐藤はるかさんが、生徒から寄せられたリクエスト曲、友達や担任向けに投稿されたメッセージを紹介。その後、電話で収録した教員からメッセージも放送された。
児童生徒や教員からのメッセージ、聞きたい曲などは、FMいるかのホームページにあるフォームなどから受け付けている。同局は「ラジオが無くてもアプリをダウンロードすればスマートフォンなどでも聞ける。身近な人の声を届けることで安心感を提供できれば」と話している。(小杉貴洋)