7月7日開催の「2019函館マラソン」は、例年より早いペースでエントリーが進んでいる。8日現在、フルの部は定員の85%と最終局面を迎え、ハーフの部は同75%に達した。8000人の参加者全員に配る記念品も「ランニングキャップ」に決まり、大会への機運が高まっている。
函館マラソン大会実行委によると、今年は2月25日午後9時にエントリー受け付けを始めたが、参加申し込みが大幅に前倒しとなり、フルで昨年より30日早く85%に到達、ハーフで同5日早く75%に行き着いた。定員まで、フルはあと500人台、ハーフは残り900人台に突入し、早めのエントリーが必要になっている。
一方、参加記念品のランニングキャップは16年の大会以来、3年ぶりの登場。前回の黒色とひと味違い、今回のカラーは鮮やかなライトグリーンで、7月6日午後1時~同8時、同7日午前10時~午後3時半に市千代台公園陸上競技場正面入り口で引き渡す。
キャップの左側に「HAKODATE MARATHON 2019」のロゴが入り、男女ともかぶりやすいデザイン。大会本番に着用できるほか、ランナーが日没後などの暗い時間に練習する際は「目立つ色の方が安全確保につながる」(実行委)としてライトグリーンの採用を決めた。
道外客に欠かせない宿泊施設は、JTBスポーツステーションでの宿泊あっせん、実行委が掘り起こした函館マラソン応援「宿」情報で案内している。JTBは1泊1万6500円を上限に設定するなど、参加者のエントリーを後押しする。
事務局の市教委は「エントリーが好調なのは、宿の確保が順調な証し。引き続き在庫の早期、手頃な価格でのリリースに努力するので、諦めずにエントリーしてほしい」と呼び掛けている。(山崎大和)