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函館港に内航コンテナ船初入港 定期航路化へ試験輸送

 総合物流会社「鈴与」(静岡市)の内航コンテナ船「ゆうあ」(749トン)が函館港に初入港し、8日に港町埠頭(ふとう)コンテナヤードで荷役(船荷の揚げ降ろし)作業が行われた。函館港は韓国・釜山航路の外航コンテナ船が週に1回就航しているが、初の内航コンテナ船による荷役となった。市は内航コンテナ貨物輸送の需要を調査した上で、本州との定期航路開設につなげる考えだ。
 今回はトライアル輸送の位置付けで寄港、40フィートコンテナを11コンテナ(約20トン)積んで3日に清水港を出航した。運んだのは廃プラスチックで、荷主は明らかにしていない。ゆうあは最大57コンテナを積載できるという。
 同社は、ゆうあと「清岳丸」の2隻の内航船を所有。8月~来年2月にトライアル輸送を行い、東日本は函館港を皮切りに大船渡港、八戸港へ寄港予定。西日本は徳山、大分、門司港へ定期就航している。内航船の運航にあたっては、国の補助を受けている。
 国内の貨物輸送は、トラックドライバー不足の問題やJRの災害復旧に時間を要することもあり、海上コンテナ輸送に注目が集まっている。函館市も2016年に東京で物流面の誘致に向け「函館港セミナー」を開くなど、ポートセールスに力を注いできた。
 同社は、千葉県市原市と静岡県清水市に危険物や産業廃棄物のコンテナ保管が可能なコンテナヤードを持っており、今後、道内に産廃系のセメント原料の輸送も目指している。
 この日は同社社員や市職員が見守る中、接岸時の安全性やクレーンの能力などを確かめた。同社袖師埠頭事業部の山下哲哉部長は「問題がなければ、年内にも月1回の定期就航を実現したい。函館は官民ともに協力体制が整っているのが強み」と意欲を示した。市港湾空港部は「クルーズ船寄港が増えており、岸壁の使用調整という課題はあるが、貨物量が増えれば函館港の活性化につながる」と期待する。(山崎大和)










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