函館マラソン大会実行委(岡部寿一委員長)は2日、市役所で会合を開き、事務局の市教委は「2019函館マラソン」について、来年7月7日に開催することを明らかにした。市教委は①市内交通への影響②参加者の評価③資金確保の見通し―の3課題について「克服できるめどがついた」として、来年の大会実施を表明した。
今年の大会はフル、ハーフ同時開催3年目。開催日の7月1日午前9時のスタート時の天候は雨、気温21・5度、湿度95%という条件下だったが、ランナーにとって恵みの雨となった。
過去最多の8404人がエントリー、出走者数は7139人、完走者数は6767人、完走率は前年から3・1ポイント上昇し94・8%。競技中に病院へ救急搬送された選手は前年比8人減の6人だった。エントリーの中で、海外ランナーは266人と過去最多を記録した。
来年の大会は、7月7日に市千代台公園陸上競技場発着のフル(42・195キロ)、ハーフ(21・0975キロ)で実施。ハーフ午前9時、フル同9時10分の時差式スタート。定員はハーフ4000人、フル4000人の計8000人程度(先着順)とする。参加料はハーフ5000円、フル9000円。申し込みは来年2月中旬~4月中旬の見込み。
会合で岡部委員長は、今年の大会を振り返り「雨天対策を強化したい」とあいさつ。委員からは「海外ランナーの誘致策は」との質問が上がり、市教委は観光部とも連携し台湾、香港、中国を対象にプロモーション活動を展開、医療救護での外国語対応など課題をクリアした上で、来年の大会は海外ランナー上限500人の受け入れを目指すとした。(山崎大和)