7月1日に函館市内で開かれる「2018函館マラソン」のレース後に、ランナーに振る舞う「函館マラソンランチパック(仮称)」のソーセージ調理実験が13日、函館短大付設調理製菓専門学校であった。おにぎり1個とソーセージ2本の豪華なセットで、函館らしい食の魅力で参加者をもてなす。
飲食提供「おもてなしフェスタ」で、昨年の大会ではイカ飯、ジャガバター、大人のジャンボおにぎり、大福、持ち帰り用白米「ふっくりんこ」の中から各自1品を選択。ただ、おにぎりについて、参加者から「もうひと工夫ほしい」という声が上がったため、今年は新作としてランチパックの提供を考案した。
大きなおにぎりに併せて、函館カール・レイモンの協賛を得てソーセージを出す。実験では、同校の北川睦雄日本料理研究室長が約75度の熱湯で2分間、ソーセージをゆで、実行委メンバーらが試食した。「おにぎりとよく合う」と高評価をもらった。おにぎりの具は道産焼きサケと、ガゴメコンブを使った「がごめと山わさびの醤油(しょうゆ)漬」の2種類を用意する。
選択メニューのほかに、函館牛乳とガゴメ汁(みそ汁)を全員に配る。
一方、マラソンのエントリーは4月13日の締め切りまで1カ月となり、出足が鈍かった函館市内からの申し込みが雪解けとともに回復。実行委は早めのエントリーを呼び掛けている。
市教委フルマラソン担当は「ソーセージを通じ函館のおいしい食に、より触れてもらえたらうれしい」としている。(山崎大和)