函病 来年度からプロパー化検討

函館市病院局は4日、本年度7億~12億円の大幅な赤字が見込まれる市立函館病院について、来年度から順次、同局管理部への市職員派遣を止め、病院経営に詳しい民間病院経験者などを採用する「プロパー化」を進める意向を示した。これに伴い、管理部職員の育成と長期雇用の支援を目的に、本州などの民間病院への派遣研修を行う考えだ。
 同日開かれた市議会民生常任委員会(池亀睦子委員長)で明らかになった。
 函館病院は道南ドクターヘリ導入の改修工事による入院制限などの影響が長引き、当初想定していた2億6000万円の赤字が大幅に上回る見通しだ。市は現在、函館、恵山、南茅部の市立3病院に、経理や庶務を行う市職員計約40人を派遣。工藤寿樹市長は病院事業の赤字の恒常化を防ぐため、医療に特化した職員の育成と将来的に全職員をプロパー化する見解を示している。
 同院事務局の医事、医療連携課については、以前から精神保健福祉士などの資格を持つ職員を採用するなどプロパー化を実施。市病院局は「一般部局からの職員は3~5年で異動があるほか、病院の内情を理解した上で仕事を進めるまでには時間がかかる」としており、経験者を採用することで専門的な医療職との対応強化に取り組む姿勢をみせた。
 また同局によると、これまで同局職員が他病院で研修する機会はなかったが、吉川修身同局長は「職員のパーマネント(長期雇用)化の一つに、東京などの優れた民間病院に職員を派遣し、経営のノウハウを習得させたい」と説明し、理解を求めた。
 プロパー化に伴う採用方法や人数などは検討中だが、退職職員や派遣期間を終える職員の人数に応じ、数年かけて進める考えだ。(蝦名達也)

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