函館市教委は18日、昨年からフルが採用された2017函館マラソン(7月2日、市千代台公園陸上競技場発着)について、2月13日午後9時から受け付けを開始することを明らかにした。昨年(3月14日午前0時)より1カ月前倒しすることで、ランナーの予定に組み込んでもらう狙い。また、スタート直後の混雑を避けるため、ハーフを10分先行させる時差式スタートも導入する。
同日、市役所で開かれた実行委(委員長・櫻庭辰弥道南陸上競技協会会長)の総会で決めた。総会には委員22人中、13人が出席した。
申し込み期間は2月13日午後9時~3月17日(当日払い込み有効)。フル・ハーフともインターネットで、ハーフのみ郵便振替での申し込みも可。定員になり次第締め切る。
昨年はフル・ハーフが同時スタートし、走行ペースの速いハーフ出場のランナーから「走りにくい」という声が多かった反省を踏まえ、時差式スタートにより混雑解消を図る。これによりハーフの参加資格(走力)が10分延長され、3時間となる。フルは5時間で変わらない。
また、漁火通の金堀交差点~湯川ハーフ折り返し地点の約2・4キロに関し、昨年まで3車線使っていたのを、今年は4車線全線を使用予定。ランナーから「コースが狭い」という声が寄せられたためで、今後、沿線の企業や町会に対し個別説明を行うほか、交通規制チラシを全戸に2回(1回につき16万枚)配り、理解を求める。
このほか、エイドステーションでの給水をめぐってランナー同士の「かち合い」が発生したことを踏まえ、給水所に従事するボランティアスタッフを全11カ所のエイドステーションに計200人増員する。
申し込み者は昨年、フルは3日半で定員に達した一方、ハーフは約1カ月の応募期間を経ても定員に達せず97%にとどまった。このため、新たにフェイスブックを活用、コメントを寄せた人の中から抽選でフル、ハーフ各5人の参加費を無料とするキャンペーンも実施する。(山崎大和)