【木古内、知内、福島、松前】渡島西部広域事務組合に属する消防団の出初め式が4日、各町で行われ、団員らが今年1年の防火、防災活動に向け心血を注ぐことを誓った。
木古内消防団(久村茂雄団長)の出初め式には団員54人、婦人消防隊17人が出席。式典前、役場前から木古内消防署までの約1・5キロを、隊列を組んで行進した。署に到着すると、大森伊佐緒町長ら来賓が閲団点検した。式典では知事表彰など表彰状の伝達が行われた。久村団長が謝辞を述べ、今年1年の無火災を誓った。
知内消防団(笠松彰団長)の出初め式は団員、矢越婦人消防クラブのメンバー計約70人が出席。屋外で閲団点検などを行った後、中央公民館で式典を開いた。表彰状の伝達後、大野幸孝町長が「今年は町制施行50周年の節目。この1年が災害のない平穏な年になるとともに、団員、家族とも健やかな年になるよう祈念します」とあいさつ。笠松団長が昨年を振り返りながら「自分のまちは自分で守るという使命感と勇気を持ち、町民が安心して暮らせる知内町を目指し、より一層努力する」と誓いを述べた。
福島消防団(乳井英男団長)、松前消防団(金子宏之団長)でもそれぞれ出初め式を行い、街頭行進や閲団点検などを通して士気を高めた。(鈴木 潤)