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大川団地に交流空間を、コレクティブハウスの整備研究

 函館市は3月で閉校となる大川中学校(大川町12)の跡地に建設を予定する市営住宅「大川団地」(仮称)に関し、共用の居間や台所などを持つスペースを備える「コレクティブハウス」として整備できるかどうか研究を始める。住民同士の交流や高齢者の生活支援などに有効で、市の新たな公営住宅整備の可能性を広げる一手になりそうだ。
 コレクティブハウスは集合住宅の形態の一つ。一戸ずつの通常の住居に加え、住民同士が顔を合わせて懇談や食事、イベントなどが行える共用スペースを備える。国内では1995年の阪神・淡路大震災の被災地の兵庫県神戸市で「支え合い」の居住環境整備を目的に初めて採用。道内は釧路管内の釧路町が導入している。
 住民同士のコミュニティー形成によって、若い子育て世代が育児について相談に乗ってもらったり、高齢者世帯の見守り活動としての機能などが期待される。市都市建設部によると、福祉の視点からサービス付き高齢者住宅の併設や共用スペースを子育てサロンの開催に開放するなど、さまざまな手法で活用できるという。
 同団地は市公営住宅等長寿命化計画(2013~22年度)で、松川(3棟72戸)と田家B団地(10棟、58戸)を統合、一部用途廃止が決まっている中道2丁目(34棟、142戸)と港3丁目改良団地(5棟48戸)からの住み替え市民を受け入れるため、大川中跡地を活用して整備。19年度から22年度までの4年間で毎年1棟48戸、計4棟192戸を整備する計画で、17年度に基本設計を行う。
 市は今後、全国自治体の事例を参考にしながら導入の可否を判断する。同部は「建て替えに伴う検討を進める上で、コレクティブハウスの導入が大川地区に、どのように有効的に作用するか研究したい」(住宅課)としている。(蝦名達也)










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