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開業を飛躍の契機に 函館市年賀会に800人

 新年恒例の函館市年賀会(市、市議会、函館商工会議所主催)が4日、ホテル函館ロイヤルで開かれた。各界各層から約800人が出席し、目前に迫る北海道新幹線開業を新たな出発点として、躍進の1年となることを祈念した。
 あいさつに立った工藤寿樹市長は「新幹線開業で、にぎわいと活気に満ちあふれた1年となることを期待する。昨年の金沢に代わり、今年、最も注目される街が函館になる」と期待感を示した。その上で東北や北関東との連携、一層の海外観光客誘致、地場産品の流通拡大などに引き続き取り組む考えを示し、「長年の誘致運動の成果でやっと新幹線が開業するが、到達点ではなく、新しい時代の出発点。市民が誇れるまちづくりを進めていく」と述べた。
 また、松本栄一会頭は祝杯のあいさつで「函館は北海道の玄関口として栄えた街。開業を千載一遇のチャンスとして、皆さんの手で再生しよう」と呼び掛けた。一方で、「札幌延伸までの15年間に札幌、仙台の中間地としての位置付けを確立できるかどうかだ。時間は多くはない」と課題を示した。
 出席者は新年のあいさつを交わしながら和やかに懇談した。祝宴の締めくくりに佐古一夫議長が「来年のこの場で『本当に北海道新幹線はすごいな』と言えるような1年にしたい」と述べ、三本締めで新年の飛躍を誓い合った。
      (今井正一)
 ●新幹線開業 期待ぐんぐん 各界リーダーが抱負
 待望の北海道新幹線開業まであと80日余り。4日に開かれた函館市年賀会に出席した各界のリーダーに、2016年の抱負や課題を聞いた。
 佐古一夫函館市議会議長
 新幹線の開業効果を大いに期待したい。そのためには市民の皆さんと行政、議会、経済界が一体となって取り組んでいかなければ。大間原発はやはり心配の種であり、何としても建設を止めたいと思っている。
 三戸部正行渡島総合振興局長 振興局の総合性、広域性を生かし、地方創生の取り組みを加速、前進させたい。新幹線開業で増える交流人口を一過性とするのではなく、持続させて地域に人口が定着していくまちづくりができればと思う。まずはこの地域に来ていただいて、広く全道へと人をつなげていきたい。
 柳屋勝彦函館開発建設部長 新幹線の二次交通確保という面からも道路事業を中心として、道南の社会資本整備に全力を尽くす。函館駅前では電線地中化を進めているが、魅力ある街なみになるように力を貸すことができればと思う。
 沼本奈美日銀函館支店長 新幹線開業という明るい材料をどう生かすかが問われる一年となる。道南経済の飛躍を期待している。
 石尾清廣函館商工会議所副会頭 先人の長い間の夢がいよいよかなう年となった。今年をスタートとし、個々の力を結集して新幹線を地域の活性化に結びつけるよう努力する。
 久保俊幸函館商工会議所副会頭 観光客が高止まりの状態となるよう、来た方々に函館の魅力をしっかりと伝える仕掛け作りが重要な年になる。魅力形成の一つとして、縄文遺跡の世界遺産登録に向けた活動も推進していく。
 西村憲人函館商工会議所副会頭 新幹線開業を契機に道南の官民がもう一度手綱を締め合い、気持ちを新たにする必要がある。連携を確認し、横のつながりが一層深まる一年にしたい。
 境勝則函館商工会議所副会頭 3月26日をゴールとするのではなく、開業効果を出来るだけ続くようにすることが大事だ。新函館北斗駅前のホテルを中心とした大型施設は来年オープンとなるが、地域の起爆剤となるようにしたい。
 渡邉兼一函館国際観光コンベンション協会会長 全国メディアへの函館の露出が増え、ムードもどんどん盛り上がってきた。もう一度気を引き締めて開業への準備を整えたい。
 安藤健一JR北海道函館支社長 皆さまの期待に応えられるよう安全最優先で開業への準備を整えている。愛される新幹線づくりを一丸となって目指していく。
 小上一郎道南いさりび鉄道社長 新しい1ページを開く年を迎え、気持ちが高まっている。道南にとって新しい鉄道の開業は歴史的なこと。地域の方々に喜んでいただけるよう、社員一丸となって頑張りたい。
 竹村隆函館山ロープウェイ社長 新幹線開業が近づき、社員一同気持ちが高ぶっている。たくさんのお客様をしっかりと迎えられるよう万全の準備をしたい。
 中野恒五稜郭タワー社長 今年は新幹線スタートの年。2006年以来の搭乗者100万人達成を目指すとともに、函館の観光施設として、訪れる皆さんにまた来ていただけるよう尽くしていきたい。
 荒木敏安連合渡島地域協議会・函館地区連合会会長 日本の景気は回復局面と言われているが、まだまだ道南地域、中小企業への波及は明確に見えない。何としても地域の労働者の底上げ、底支え、格差是正に全力で取り組みたい。
 山本真也市教育長 函館アリーナとフットボールパークによるスポーツ面の振興と合わせて、学校教育の充実化に力を入れたい。少子化が進む中、しっかりと教育環境を整える方策を講じる。
 中島秀之公立はこだて未来大学長 新幹線開業に向けて情報技術をいかに使うかが鍵。函館の情報技術を扱う大学として開業後の交通網をどうするかなど、ITをどう活用できるか考えていきたい。IT企業の誘致も少しずつ進んでおり、今後も積極的に進めたい
 奥野秀雄市社会福祉協議会会長 4月から市成年後見センターの運営を担うにあたり、市民後見人の育成と支援に力を入れたい。自立生活支援活動として、生活保護を受給する前に就業のチャンスを見つける相談支援を大事に活動したい。
 新谷則市町会連合会会長 道新幹線開業による観光客の増加に対応するため、町会から観光スポットを案内できる人材を生み出したい。大間原発に関しては大集会開催などで市民の意識付けを強め、政治の場に反映させる必要がある。

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