函館市企業局交通部は9日午後3時から、駒場車庫構内で市電車両の撮影会を行う。箱館ハイカラ號や営業車両の最古参530号車、らっくる号まで人気車両7両を並べ、市電ファンに撮影を楽しんでもらう。
路面電車開業110周年記念事業の一環。対象車両は7月に運行を開始したばかりの9605号車(らっくる号)、復刻版マリンブルー号の3001号、市電標準塗色の〝笹色ツートン〟で運行する812号車、導入時と同じ茶と濃紺の530号に加え、明治期の客車を再現したハイカラ號(39号)と2両のササラ電車(排3、4号)を並べる。
駒場車庫の建屋内で実施。午後3時半から配置を計9回入れ替える(撮影時間15分間、入れ替え作業5分間)。配置図は市のホームページで公開している。
同部事業課の湊公宏課長は「110周年の節目で楽しんでもらえる企画。たくさん写真を撮ってもらいたい」と来場を呼び掛ける。
参加無料、事前申し込み不要だが、当日有効の市電1日乗車券、市電函館バス共通券などを購入して提示する必要がある。来場者が多い場合は撮影人数に制限を設ける場合がある。問い合わせは同課(0138・32・1730)へ。(今井正一)