道南最大級の食のイベント「はこだてグルメサーカス2023」が、9月2、3の両日開催されることが、25日、函館市役所であった今年度第1回の実行委員会で決まった。出店ブース数は、新型コロナウイルスの影響で3年ぶりの開催となった昨年の91から約120ブースに増やし、昨年以上の盛り上がりを目指す。
北海道新幹線開業を契機に食や観光の魅力を発信するイベントとして2012年にスタート。20、21年はコロナの影響で中止。イベントは昨年再開し、はこだてグリーンプラザ周辺にブースを集約。ブース数は19年の161から規模を縮小したが、約13万人の来場者で盛況した。
今年も昨年同様、はこだてグリーンプラザと太陽パーキング(いずれも松風町)が会場で、飲食、物販、観光PRブースを展開し、テーマ性を持ったブース配置も検討。参加自治体による観光PRのステージイベントなども予定する。このほか、秋にグルメイベントを開催する札幌、旭川、帯広と連携し「4大グルメイベントスタンプラリー」を実施し、市民や観光客の道内周遊を促進する。
実行委であいさつした田畑浩文副市長は「コロナの行動制限がなくなり、観光客の増加も見込まれる中、イベントへの期待と果たす役割は大きい。地域経済回復の足掛かりとして、笑顔と活気あふれるイベントになれば」と期待を込めた。(飯尾遼太)