露店で正月飾りなどを売る毎年恒例の「歳の市」が、函館市内3カ所で開かれている。色鮮やかな縁起物が所狭しと並び、一足早く新春ムードが漂っている。
函館歳の市商業協同組合(柴田任弘(たかひろ)組合長)に加盟する6店が松風町(大門グリーンベルト)、中島町(中島廉売)、湯川町(湯倉神社前)に軒を連ねる。
松風町には2店が並ぶ。柴田組合長の店では、しめ飾りやまゆ玉、縁起物など約1000点を用意。午前中から買い求める常連客でにぎわいを見せた。柴田組合長(75)は「『元気だったか』と声を掛け合うのが楽しみ。各店が頑張っているので、多くの人に足を運んでもらいたい」と話している。
各店の営業は午前7時~午後5時半ごろ。31日まで。(稲船優香)