五稜郭タワーアトリウムで13日、夜に花を咲かせ、一夜限りの花として知られる月下美人の鑑賞会が始まり、咲き乱れる純白の花々を一目見ようと市民約100人が足を運んだ。14日まで。
鑑賞会は気温が高くなり、まとまった数の花が見られる毎年7~9月ごろに開催しており、今年は3回目。
この日は来場した市民が、午後7時ごろから徐々に花びらを開き始めた約80輪の花を写真に収めるなどしてじっくり鑑賞。会場は花が発する甘い香りに包まれた。函館市駒場町から訪れた60代の女性は「初めて見に来たが、可憐で素晴らしい。だんだん開くのを見るのも楽しい」と話していた。
14日もアトリウムのみ午後7時~9時で特別開館し開催。花は20~30輪ほどみられる。問い合わせは同タワー(0138・51・4785)へ。(飯尾遼太)