正月用のしめ飾りを露店で販売する「歳(とし)の市」が、函館市松風町のはこだてグリーンプラザ沿いで開かれている。今年も国井弘昭さん(66)の1店舗で、年に一度の出会いを待ち受けている。
大門地区でも歳の市はかつては露店が建ち並ぶ歳末の風物詩だったが、2017年から国井さんの1店のみとなった。スゲグサ(菅草)による手作業品で、市販品より丁寧な仕上がりが人気で、毎年のように訪れる顧客も多い。
25日に開始。家庭用から企業用まで、大小取りそろえた玄関用の飾り、ごぼう締めを始め、ゆずり葉、繭玉など飾り物が並ぶ。国井さんにとっても一年の締めくくりの仕事となり「多くの人に足を運んでもらえれば」と話している。
月光仮面像付近。31日まで、午前8時~午後6時ごろ。28日ごろが混雑のピークとみられる。(今井正一)