函館地方気象台によると、発達した低気圧が北海道の南を通過する影響で、渡島東部では9日夜から大雨となり、10日夜のはじめごろまで大雨による土砂災害に厳重な警戒が必要としている。また、同日昼前までは大雨による低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒を、同日昼過ぎまでは高波にも警戒を呼び掛けている。
気象庁の速報値などによると、函館市戸井泊では9日午後11時10分に1時間降水量が62・0ミリを記録。10日午前8時40分までの12時間降水量は264・5ミリとなった。
渡島・桧山地方で10日午前6時から11日午前6時までの24時間で予想される降水量は120ミリ、この間の1時間最大は40ミリ。10日の波の高さは渡島東部6メートル、渡島西部5メートル、渡島北部と桧山地方4メートル。予想される最大瞬間風速は渡島の海上で35メートル、渡島の陸上と桧山地方で30メートル。
最新の防災気象情報に留意を呼び掛けている。