大間原発(青森県大間町)建設に反対する市民団体「バイバイ大間原発はこだてウォーク」は20日、今年最後の集会とデモ行進を函館市西部地区で行った。ベイエリアで開催中の「2015はこだてクリスマスファンタジー」のメーンツリー前で「イベントを続けるために大間を止めよう」と気勢を上げた。
毎月第3日曜恒例の反対行動。今回のテーマは「ファンタジーをいつまでも。事故が起きたら終わりだよ!」。集会で実行委メンバーのピーター・ハウレットさん(60)が「函館は2年連続で全国で最も魅力的なまちに選ばれた。大間で事故が起きれば、素晴らしいまちは壊滅する。クリファンも開催できなくなる。大事なものは守っていこう」と呼び掛けた。民主党の逢坂誠二衆院議員は、電源開発(東京)が昨年12月16日、大間稼働の前提となる新規制基準への適合審査を原子力規制委員会に申請したことに関し「(審査終了には)まだ時間が掛かりそうだ」と述べた。
デモには約70人が参加。ツリーをデザインした旗(1・5メートル×1・8メートル)を掲げ「大間原発ストップ!」などと声を張り上げた。
(山崎大和)
【写真説明】ツリーをデザインした旗を掲げてデモ行進する参加者