函館市は19日、新型コロナウイルスワクチンの集団接種で、誤って使用済みの瓶に生理食塩水を入れ、再希釈したものを6人に打ったと発表した。市立函館保健所によると、健康への影響はないという。
同保健所によると、誤接種があったのは、7月18日午前9~11時に五稜郭ワクチンセンター(五稜郭町39)で行った集団接種。ワクチンの原液を1回希釈して注射器6本に詰めた後、使用済みとなった瓶1本に再び生理食塩水を入れたものを、そのまま対象者132人のうち6人に打った。最終的にワクチンが1本余ったことで誤接種が判明した。
同保健所は、8月8日の同時間帯に2回目を受ける対象者へ謝罪し、採血による抗体検査への協力を要請中で、「再発防止のため、使用済みの瓶をすぐに廃棄するよう徹底する」とした。(海老田暁)