函館乃木神社(乃木町5、松崎睦彦宮司)に13日、輪をくぐって無病息災などを祈願する「茅(ち)の輪」がお目見えした。新型コロナウイルスの終息を願い、7月31日まで設置する。
同神社では茅の輪は12月31日の大はらいに合わせて設置しているが、コロナの感染拡大が続いていることから、昨年に続き、6月下旬の「夏越(なごし)の大祓(おおはらえ)」に合わせて5月に設置した。
今月10日からスゲを束ねる作業をし、12日に完成。13日は午前9時すぎに松崎宮司と役員ら7人が直径約3メートルの茅の輪を縄で支柱にくくり付け、「疫病守護」と記した木札を取り付けた。責任役員の茎沢瑞夫さん(81)は「立派な茅の輪ができた。コロナの終息を願い、多くの人にくぐってほしい」と話した。
夏越の大祓式は6月27日に斎行予定。なお、同13日に行う例大祭は、剣道大会や神輿などの行事は中止し、神事のみ執り行う。(鈴木 潤)