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マル獄製品「ビンテージ風」人気 函館少年刑務所、20日に矯正展

 函館少年刑務所(金堀町6)発の刑務作業製品「マル獄シリーズ」で、最新ブランド「ビンテージ風」が人気を呼んでいる。全国のイベントで販売すると、完売が続出。20日に同刑務所で開く矯正展でも注目を集めそうだ。マル獄製品は、来年4月に京都市で開催される国際司法会議の記念品としても採用が決まり、人気の高まりに関係者はうれしい悲鳴を上げている。
 マル獄シリーズは、2006年に同刑務所の法務技官、川村成昭さん(59)が、オリジナルブランドとして前掛けを考案したのが始まり。現在は約90種類のアイテムがある。
 ビンテージシリーズは3年ほど前から販売。色染めした後、繊維を分解する酵素の溶液でソフトに仕上げたのが特徴。使い込んだ質感と高級感のある柔らかさが若者などから支持を得ている。
 特に手提げ袋が人気だといい、9月に東京拘置所であったイベントでは、用意した50個が午前中で完売。他の商品も合わせ1日で約300万円を売り上げた。同月に同刑務所を視察した山下貴司前法相も気に入り、その場で手提げ袋とリュックサックを購入した。
 スマートフォン入れに活用できる小袋も人気で、現在は新作のタブレットケースを試作中。さらに、来年4月20日から8日間の日程で行われる「第14回国連犯罪防止刑事司法会議(京都コングレス)」では、出席する各国の担当閣僚ら向けに、マル獄の限定記念品約200点を配布することも決定した。
 需要が高まる一方、工場では受刑者約50人が裁断、縫製などを手作業で行っているため、1日で仕上がる製品は70点ほどが限界で、生産が追い付かない日々が続く。川村さんは「製品の良さが認められてうれしい。忙しいが品質を下げないよう、今後も努力したい」と意欲をみせる。
 矯正展は午前9時~午後3時。マル獄製品をはじめ、全国の刑務所で生産している家具や小物などを販売。2000円以上購入すると抽選会に参加できる。施設見学の受け付けは、午前9時半~同11時40分と午後1時~同2時10分。
 飲食ブースの出店や野菜販売もあり、ジャガイモやタマネギ、ニンジンの詰め放題(1袋100円)は同1時半から。函館巴中学校吹奏楽部やチアリーディングサークル「Ange」によるステージイベントなど多彩な催しを展開する。問い合わせは同刑務所(0138・52・5500)へ。(山田大輔)

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