第1管区海上保安本部函館航空基地(岩澤博基地長)の年頭訓練が4日、同基地で行われ、要救助者をヘリコプター「くまたか」に収容する訓練を披露した。
訓練は同基地所属の機動救難士が参加。約15メートル上空のヘリコプターからロープをつり下げ、要救助者役の隊員を抱えるように収容する訓練を2回繰り返した。
同基地では昨年、43件の海難救助に出動し、17人を救助した。小本泰三上席機動救難士は「安全第一、基本に忠実にすることを心掛けた。海難救助では『自分たちの他に誰が助けるのか』という意気込みで臨みたい」と話していた。
訓練に先立ち、岩澤基地長が基地所属の海上保安官を前に訓示し、「訓練やパトロールに愚直に取り組んでほしい。災害派遣でも持てる能力を発揮して」と述べた。(深津慶太)