道南いさりび鉄道は17日、道南の四季を色でイメージした車両を春夏秋冬の順に4両で編成した特別列車を運行した。この日限定の仕様で、JR函館駅では多くの鉄道ファンらが詰め掛け、写真に収めていた。
函館午前6時19分発上磯行きの列車で、春をモチーフとした山吹色の車両を先頭に濃緑、濃赤、白の順に車両を連結。車両の側面はいずれも函館山のシルエットをデザインし、4両で統一感を出した。
同列車は普段も4両で運行しているが、8月に四季を表現した色への塗り替え作業がすべて完了したことを記念して同社が企画。利用客には記念乗車証を進呈した。函館駅から乗車した市内の会社員、武田守さん(45)は「4両そろうのを楽しみにしていた。記念になります」と笑顔で話した。
同社によると、今のところ4色の車両編成で運転する予定はないという。(山田大輔)