シルバーシー・クルーズ社(モナコ)が運航する客船「シルバー・シャドー」(2万8258トン)が7日、今年初めて函館に入港した。着岸した函館港西埠頭(ふとう)では、市民らが横断幕を掲げるなど、約300人の乗客を歓迎した。
同船は全長186メートル、全幅24・8メートルで、最高級のサービスを提供するラグジュアリークラスの豪華客船。函館には2004年に初めて寄港し、今回で10回目となった。
船内で開かれた歓迎セレモニーで、函館港湾振興会の兵頭法史会長(函館国際貿易センター社長)が「初寄港当時は、函館に訪れる外国クルーズ客船は数隻程度に限られていた。貴船には函館における客船受け入れの礎を築いていただき、心から感謝している」とあいさつした。
同船は同日午後5時に函館を出航し、釧路に向かう予定。(金子真人)