函館地方気象台は7日、函館で黄砂を観測した。函館では2015年5月7日以来2年ぶり。全国の広い範囲で観測されており、道内では午後2時現在、室蘭、札幌、帯広、旭川、稚内で観測された。
黄砂は中国大陸の奥地にある砂漠地帯などから舞い上がった砂が、春の時期に強まる偏西風で運ばれる現象。
函館市内では午前中から遠方の横津岳などがかすんで見えるようになり、七飯町の大沼国定公園でも、駒ケ岳は見えない状況となった。滋賀県から訪れたという男性は「全国的に黄砂が出ていると聞いた。明日に帰るが、車の汚れなどが心配」と話していた。
道内では、7日まで黄砂への注意が必要という。(山崎純一)