全国のご当地パンを一堂に集めた「2016全日本パンフェスティバル(仮称)」(実行委主催)が11月26、27の両日、函館アリーナで開かれることが決まった。実行委では全国のパン店が味を競うコンテストやステージショーなど多彩な催しを予定しており、2日間で3万~5万人の来場者を目指す。
(金子真人)
同イベントは、全国の製パン業者約1500社が加盟する全日本パン協同組合連合会(東京)などが2010年から毎年開催。これまで東京と神戸で開かれてきたが、3月26日の北海道新幹線開業を記念して函館が道内で初めて開催地に選ばれた。実行委では全国各地から80~90社の参加を見込んでおり、各店自慢のパンを楽しむことができる。
目玉イベントとして、それぞれの地元で愛されているパンを集め、来場者の投票でグランプリを決める「日本全国ご当地パン祭り」を企画。過去にグランプリを獲得した「よこすか海軍カレーパン」(神奈川)、「お好み焼きパン」(大阪)などの6品も会場で販売するという。
このほかにも、道南の和洋菓子が楽しめるコーナー、パン・お菓子作り教室などのワークショップ、タレントやキャラクターのステージショーなどを予定している。
17日、市内のホテルで開催説明会が開かれ、自治体や業界関係者ら60人が出席。実行委員長を務める北海道パン・米飯協同組合の北島孝雄理事長は「全道、全国のパンやスイーツを大勢の人に楽しんでもらうとともに、新幹線開業で盛り上がる道南の魅力を発信していきたい」と意気込みを語った。