フランスのブルゴーニュ地方ボジョレ地区で生産した新酒「ボジョレ・ヌーボー」が17日午前0時に解禁するのを前に、函館市内の酒店では着々とディスプレーが行われている。
地酒・ワイン屋みのや(昭和1、藤澤稔代表)では15日にまとまった入荷があり、専用売り場の陳列を終えた。
同店では15種類、2500円から3000円が主流でイタリアやドイツの新酒も人気を集め、7種類がすでに完売となっている。同店の本林万里子さんは「軽いつまみで気取らず楽しめるので、今年の味を堪能してほしい」と話していた。
SAKEBOUTIQUE越前屋(万代町16、吉田央社長)は無農薬栽培で育てたブドウを使用した自然派ワイン「バン・ナチュール」のヌーボーを主に売り出す。同店の吉田孝子さんは「春にヒョウが降り収穫が減少したが、8、9月には天候に恵まれいいブドウが収穫できたよう。今年は酸味が強くエレガントな味わい」と紹介した。
また最近は、解禁パーティーを開く店舗が減少傾向にあり、大瓶や樽ワインなどは少なめの入荷となった店も見られる。(木村京子)