気象庁が公表した全国の9月の天候状況によると、北日本は高温・少雨・多照となり、函館の月降水量は21・5ミリで9月として最も少なかった。月平均気温は20・5度で同じく3番目に高く、月日照時間は213・8時間で同じく5番目に多かった。
全国的に暖かい空気に覆われたことで気温が高くなった。また、北日本では上旬を中心に高気圧に覆われやすかったことで降水量が少なく、日照時間が多くなった。
函館の月平均気温は平年(18・8度)より1・7度高かった。日中の最高気温が25度以上の夏日は計19日で、平年(8日)の2・4倍の多さ。平均湿度は75%で平年(76%)並みだった。月降水量は平年(150・5ミリ)と比べ14%にとどっまった。一日1ミリ以上の降水量があった日は計5日で、平年(10・2日)の半分だった。
月日照時間は平年(160・8時間)の133%でかなり多かった。上旬は晴れた日が多く103・1時間だったが、中旬は曇りや雨の日が多く、上旬の半分以下の49・8時間と少なかった。下旬は60・9時間だった。
江差も同様に推移し、月平均気温は20・7度(平年19・5度)で9月として6番目の高さ。月降水量は47・0ミリ(同135・6ミリ)で同じく2番目に少なかった。月日照時間は219・5時間(同162・3時間)で同じく2番目に多かった。(山崎純一)