「二十四節気」の一つ「立秋」を迎えた7日、厚沢部町鶉で最高気温30・6度を記録したほか、函館市美原も同30・1度を観測し、真夏日となった。函館市熱帯植物園(鈴木一郎園長)は、サル山で飼育するニホンザル39頭に少しでも涼んでもらおうと、果物入りを含めた氷のブロックをプレゼントした。
サルたちはパイナップルやバナナ、桃が入った氷を見つけると、氷を溶かしながら中の果物を食べた。中には溶けかけた氷を割り、中のパイナップルにかぶりつく姿も見られ、夏バテ気味のサルたちにとって最高のプレゼントとなったようだ。
今年からはサル山の新たな熱中症対策として、職員が自作した打ち水装置を設置。装置から吹き出す水を器用に飲むサルの姿も見られた。鈴木園長は「果物入りの氷は園で製氷したもので、氷は10日と12日も設置する予定」と話している。
函館地方気象台によると、8日の函館は所により一時雨が降る予想だが、最高気温は29度が予想されており、引き続き暑さが続く見込み。(市丸和秀)