【江差】いにしえ街道をメインに全国から寄贈された、ひな人形で町内を彩る「江差・北前のひな語り~歴まちのおひなさん」が10日に開幕するのを前に、各展示場所では飾り付け作業が進められている。8日には、江差中学校2年の生徒29人がボランティアで参加した。
「ひな語り」は実行委と町歴まち商店街協同組合(委員長・伊勢谷彰宏組合理事長)が主催し、今年で11回目。日本の伝統文化の、ひな祭りを通じ、冬の江差を華やかに盛り上げようと同組合の商店などを中心に44カ所、100セットを展示する。
飾りつけは、組合関係者や桧山振興局職員らの手で7日から始まった。江差中の飾り付け参加は2020年以来となる。
伊勢谷理事長が「飾る順番があるのでしっかり守って、一生懸命頑張って」とあいさつした後、展示数で最多となる「町会所会館」と拠点会場のカフェ「壱番蔵」の二手に分かれ作業に入った。
壱番蔵の作業に参加した上野更紗さん(14)は「楽しく飾り付けることができた。一人でも多くの人に見に来てほしい」と話していた。
ひな人形の展示は3月10日まで。展示会場などの問い合わせは、江差商工会内の実行委事務局(0139・52・0531)へ。(入江智一)