函館市をはじめ、道南各町で二十歳の集いが行われた7日、美容室や衣裳店では早朝からスタッフが式典参加者の振り袖の着付けや髪をセット、メイクをするなどして晴れの舞台へ送り出した。
亀田本町の「レンタル衣裳AOKI」(真柄周二社長)は午前5時に開店すると、続々と式典参加者が訪れた。今年は男女合わせ75人の予約が入っており、スタッフ22人が忙しそうに対応した。
女性1人に2時間、男性には1時間ほどかけて装いを整えていった。髪のセットと振り袖の着付けを終えた人らは気持ちを新たにしていた。
着付けを終えた市内の飲食店に勤務する佐藤優良(ゆら)さん(20)は「二十歳の集いを迎えることができてとてもうれしい。笑顔を絶やさない優しい大人になりたい」とほほ笑んだ。(松宮一郎)