函館地方気象台によると、北海道付近が強い冬型の気圧配置となる影響で、渡島・桧山地方は26日にかけて大雪や吹雪、吹きだまりによる交通障害、強風、高波に注意が必要としている。
25日未明には渡島西部、桧山南部で強風となり、最大瞬間風速は、奥尻町稲穂25・7メートル、江差町25・1メートル、松前町24・4メートルを観測した。断続的な雪となった函館市のJR函館駅前では、雪景色を喜ぶ外国人観光客も見られたが、強い風雪の中を足早に進む人が多かった。
23日から函館を訪れ、25日に列車で旭川市に向かうという埼玉県の男性(55)は「昨夜、寒くなったと思ったら外は雪景色だった。冬の旅行らしくなったのは良かった」と話していた。
同気象台によると、25日から26日にかけて予想される最大瞬間風速(西または北西の風)は、渡島東部・北部の陸上25メートル、海上30メートル。渡島西部と桧山地方の陸上・海上30メートル。波の高さは渡島北部1・5メートル、渡島東部2・5メートル、渡島西部と桧山地方5メートル。
25日正午から26日正午までの24時間で予想される降雪量は渡島・桧山地方の多い所で20センチ。(山崎純一)