函館出身のロックバンド・GLAYのアリーナツアー「GLAY HIGHCOMMUNICATIONS TOUR 2023―The Ghost Hunter―」函館公演1日目が11日、函館アリーナで行われた。開演前、市内でゆかりのスポットを巡るファンも見られた。
函館アリーナでのライブは2015、17、20年に続き4回目。雪が降る午前中は、金森赤レンガ倉庫付近などでマスコットキャラクター「ズラー」のバッグを持ったGLAYER(グレイヤー=ファン)が観光を楽しんだ。ライブが開場する午後4時前には雪は止み、続々と集まった中には、そろいの衣装でツアーのラッピングトラック前で記念撮影を楽しむグループなどが見られた。
函館でのライブは緑の島などすべての会場に訪れ国内外で約100回は足を運んでいるという千葉県九十九里町の会社員、古川夏樹さん(55)は「函館は他会場と空気感が違うので特別な気持ち。まち全体でファンを温かく歓迎してくれるのでうれしい。きょうは雪もGLAYも見ることができて感無量。寒かったがこれからライブで熱くなる」と話した。
恵庭市の主婦、高崎真樹さん(44)は「6月(市民会館開催)は急な都合で来られなかったのでとても幸せ。きょうは久しぶりの声出しライブを満喫したい」と笑顔で会場に入った。函館アリーナ公演は12日まで。チケットは販売終了している。(山崎純一)