タクシー大手の第一交通産業(本社・福岡県北九州市)の子会社、札幌第一交通(西本厚三社長)は4日、美咲観光ハイヤー(函館市亀田町、長縄美代子社長)の全株式360株を取得したと発表した今回の買収で、函館エリアで営業する札幌第一交通の車両台数は、地区内で第4位の規模となる62台に拡大する
美咲観光ハイヤーは2006年創業業務拡大を図る札幌第一交通に譲渡を打診し、交渉を進めていた譲渡額は非公表保有する車両20台と従業員50人は札幌第一交通が引き継ぎ、「美咲第一交通」として営業車両も順次更新する
札幌第一交通はグループ会社4社で、道内に496台の車両を保有函館市内では2013年5月に「寿ハイヤー」を買収、「ことぶき第一交通」として42台営業している同社は「美咲観光ハイヤーの強みだった部分は継続し、利用者の利便性を高めていきたい」としている
市内では、昨年3月に道南ハイヤーがキングハイヤーを吸収合併するなど、業界再編が進んでいる(山田大輔)