【厚沢部】町内の有志が整備した宿で共同生活をし、農作業を手伝いながら、そのアルバイト代で車やバイクの教習費用を賄う「0円免許合宿」が今夏、町内で初めて行われるアルバイトの日数など各種条件がそろえば“0円”で免許取得が可能主催者は雄大な自然と自慢の食、町民との触れ合いをアピールしながら、繁忙期を迎える農作業の担い手として期待をかけている
農繁期の学生らのアルバイト受け入れなどを目的に、今春に町内当路地区の農家が中心に立ち上げた任意団体「厚沢部農楽会(のうらくかい)」(斉藤武雄会長)と「厚沢部ドライバーズスクール」(高田一弥社長)が共同で企画普通二輪と大型特殊免許取得(各4人)を基本に特別プランをつくった
期間は8月22日~9月25日の約1カ月間最短滞在は3週間(教習日、農業日を含む)で、アルバイト日数次第では免許取得費に達しない場合があるトウモロコシやカボチャ、キャベツなどの収穫作業で、アルバイト代は一日6000円24日間で14万4000円となり「二輪教習費用分を差し引くと黒字になる」というアルバイト代は滞在最終日に現金で支払う参加者は町内で共同生活を行い、利用料は教習費用に含まれているため、別途支払いは発生しない
厚沢部の8月の平均気温は26度で「避暑地の軽井沢に似ている」とPR農楽会関係者は昨年、夏休み中の大学生を町内の農家に紹介し、独自のアルバイト事業を成功させた実績があり、住民や行政から高い評価を得ている
応募締め切りは8月9日で、多数の場合は抽選農楽会事務局の荒木敬仁さん(23)は「(免許取得を希望する)皆さんによりよい経験ができるよう、一生懸命サポートしたい」と話している
詳細はインターネット「0円免許合宿」で検索問い合わせは同ブログへ(田中陽介)